2020年7月に突如始めた分散投資。毎月コツコツと積立投資してきて、
6月末でやっと1年が経つので、備忘録的に投資実績を記録しておきたいと思います。
※計算しやすいように1バーツ=3.5円で計算しております。
(実勢TTSレートは、1バーツ=3.45円ほど)
それでは、私がしている分散投資を5つに分けてご紹介していきます。
実録・タイ駐在員の投資実績記録【2020.07.01~2021.06.30】
去年の今頃、投資・資産運用を始めてみようと思ってはじめたのが下記の5点でした。
2.アメリカ投資信託S&P500
3.その他の投資信託
4.日本の自社株
5.仮想通貨・暗号資産
そして地味にお金を削がれているのが、上記には記載していないNo.6とも言える、
タイ人の嫁さんの服ビジネスへの投資です。
まずは、1年間で使った投資金額についてご紹介していきましょう。
タイ駐在員の1年間の投資総額¥【2020.07.01~2021.06.30】
図のように総額1,458,532円となりました。
月平均では121,544円。
嫁さんのビジネス投資を除くと総額688,707円(月平均57,392円)です。
結構無理しましたが、服のビジネスを抜いても最低月5万円の分散投資は出来ました。
2020年7月当初、タイ人の奥さんのビジネスを除く5つの投資項目に対して、
目標立てたポートフォリオ比率は下記の通りでした。
分散投資の目標ポートフォリオ比率
そして2021年6月30日現在の投資ポートフォリオ比率がこちら。
実際のポートフォリオ比率 2021年6月30日現在
結果として、一番の比率を占めるのがタイ株式投資、一番比率の低いのが仮想通貨となっております。
では順に分散投資それぞれの運用実績をみていきましょう。
タイ株式投資 ―― 投資額269,500円 現在の資産額387,100円
一番運用実績の良いのが、タイ株式投資です。
証券口座はタイのKrungthai Zmico Securities Co.,Ltd.(KTZmico)を利用しており、実は口座を開いたのは自分がタイに留学する前の2002年。その時から投資をしていたら・・・という夢物語はさておき、これまでの投資総額は77,000バーツ(約269,500円)、そして今の評価額が110,654バーツ(約387,100円)です。利益は33,654バーツ(約117,800円)の約43.7%UP。
個人的にも分散投資のなかで一番好きなのが、このタイ株式投資です。
少額から株が買えるし、ボラティリティも高く、配当金・配当株も貰えたりして2021年6月までの今年上半期で受け取った配当金は7,922バーツ(約27,700円)、今年上半期だけで配当利回り10.3%を記録しました。
これには自分が意図的に配当狙いで売り買いしたこともありますが、持っている株数に準じて決められた株数を貰える、現物株配当が大きく寄与してくれました。銘柄で言うと、SA、IP、2S、CHAYO、THIPです。(CHAYO以外、株はすでに売却済みです)
なお、今のいち押しはADDとRBF。この2銘柄で現在自分のタイ株ポートフォリオの半分以上を占めています。
チャートや企業の業績などもチェックして、その上で株価が上がると嬉しいんですよね。
そのチャートについては、SIAMCHARTさんのホームページを愛用しております。
(リンク先URL:例としてRBFのチャートが表示されます)
かたや業績やチャートも見ることもなく、淡々と月々積立投資を行っているのがこちらです。
アメリカ投資信託S&P500 ―― 投資額171,707円 現在の資産額194,950円
S&P500投資信託の運用実績は上(↑)の写真の通りです。
S&P500はちょうど今週、過去最高の高値を更新中です!
アメリカのS&P500投資信託は、タイのSCB ASSET MANAGEMENT(SCBAM)を通して、タイ嫁の口座で運用しています。SCBAMのS&P500照会画面はSCBAMホームページのこちら。
タイのSCBAMではS&P500の購入手数料が0.5%、ブローカー費用0.1%、運用手数料が1%と、日本より多く手数料が掛かりますが、配当金については10%源泉で引かれて入金となるものの、キャピタルゲインについては税金がかからないため、日本よりも結果良いのではないかな?と思っておりますが、真相はどうでしょう!?(日本で株式投資をしたことが無いため、VOO(S&P500)などの税金がわからず、すいません。)
タイの投資信託には、税金を控除できるe-ClassやRMS(年金型の積立ファンド)、SSF(Super Savings Fund)などもありますが、金融リテラシーの足りていない私はまだ自分の投資信託口座を開いておらず、利用できておりません。SSFについてはこちらのランシット日記様のホームページに詳しく書いてありますので、興味のある方はどうぞご覧ください。
このS&P500投資信託と、次に書くその他の投資信託については、将来タイの嫁さんが全額手に入れることになるのではないかなと思うくらい長期での運用を考えており、今はただ粛々と毎月積立投資をしていくのみです。
そしてS&P500と同じく、SCBAMで購入している各種投資信託の運用実績はこちら。
その他の投資信託 ―― 投資額143,500円 現在の資産額165,200円
SCBAMのS&P500以外で購入している投資信託銘柄は、
- SCB GLOBAL DIGITAL FUND / SCBDIGI
- SCB Global Robotics Fund / SCBROBOA
- SCB PLATINUM GLOBAL OPEN END FUND / SCBPGF
- SCB CHINA A-SHARES FUND / SCBCHA
- SCB INDIA EQUITY FUND / SCBINDIA
- SCB Global Sustainable Equity Fund / SCBGEESGA
こちらの投資信託を広く浅く購入しております。
投資金額は合計41,000バーツ(約143,500円)。
現在の評価額が47,200バーツ(約165,200円)、
利益が6,200バーツ(約21,700円)で15.1%UPしております。
投資信託については日頃あまりチャートはチェックしませんが、タイの投資関連サイトでFINNOMENAがおすすめです。投資信託のパフォーマンスが短期・長期さまざま見られ、更には比較チャートも表示できます。
(例:私が購入しているSCB投資信託のチャート比較のURLを開く)
こちらの各種投資信託やS&P500も含めて、投資信託の運用利益が10%超えているので、
非常に順調と言えそうです。
日本の自社株買い ―― 投資額99,000円 現在の資産額99,000円
こちらはたまたまのタイミングで自社株を買うことになったのですが、配当金が約1万円弱貰えたので、配当利回りはめちゃくちゃ良かったです。
そういえば日本は配当金に対する税率が20.315%だったので、タイ(10%)に比べて結構高いですね。
未上場の株なので表立った株価変動はありませんが、お金の成る木(株式)を持てたのは良い刺激になりました。
最後に、昔は大好きだった仮想通貨。今ではほとんどの資金を抜いて、少額の利益残金で運用しております。
仮想通貨・暗号資産 ―― 投資額5,000円 現在の資産額62,000円
仮想通貨を買い始めたのは自身の投資の中では意外に長く、2017年7月、ビットコインの価格が30万円くらいのときから投資をはじめ、一時期は最高54万円まで投資して、評価額が最大だったころはICOバブルに浮かれた2017年末の130万円強。それから2018年にはアルトコインで大やけどをして評価残高が10万円切ったこともあり、価値が10分の1以下になる暴落ジェットコースターも経験しました。
2020年の分散投資をはじめたあと頃から、ビットコインをはじめアルトコインも含めた仮想通貨全体が再びバブル相場を迎え、その波にうまく乗って徐々に投資金額の53万円を回収。今はBITKUBというタイの仮想通貨取引所やBINANCEなどを使っており、口座残高は合計で62,000円となっています。今ではほとんど投資資金を抜いたので、非常に気が楽になりました。
仮想通貨・暗号資産については、日本では利益20万円以下のキャピタルゲインについては無税となっておりますが、それを超えると約55%の税金が掛かるので、まだ法整備の観点から日本では頭を押さえつけられている感がありますね。
1日で15%や20%下落をすることのある仮想通貨をもう4年間も触っているため、株の暴落に対してもある程度の抗体ができ、これが自分が仮想通貨で得た教訓・メンタルタフネスとなり、今後株を長期運用していくうえでのメリットにもなりました。
1年間を振り返って投資生活のまとめ
1年間の積立投資については、上の写真の投資実績となりました。(タイ嫁のビジネスを除く)
あくまで投資で大事なのは利確であって、含み益はあくまでデジタル上の数字でしかありません。こまめに利確して、アインシュタインをして「人類最大の発明」と言わしめた
【複利】を利かせることが投資には大切になってきます。
おそらくコロナが無ければ、今でも3連休や長期休みにはバックパッカーとして旅に出ていたものと思います。しかしこの1年間、これまで旅に使ってきたお金をこうして資産運用に充てられたのは、自分にとっても人生のターニングポイントになったと感じています。
嫁さんの服ビジネスには1年で約77万円を投資しましたが、実はもうあまり残っていない様子です(笑)。ただ今では嫁さん自身で服をデザインして、自分で紙にパターンを描いて、布を買って外注使って服を作れるまで成長しているので、専門学校に通わせたと思って我慢します。
金融庁のホームページ・資産運用シュミレーションを使うと、毎月6万円を年8%で15年間運用したら最終積立金額20,762,293円になる等、簡単に計算することができます。ぜひ皆さまも資産運用を考えられるうえで、一度金融庁のホームページもご利用してみてください。
私はあと4年で1000万円、14年後には金融資産3500万円を目標にしています。コンドミニアムと車の借金返済が完済すれば、残り4年で不動産資産+運用資産の合計で1000万円は目標達成できるのではないかなと思っています。
コンドミニアムと車のローン返済があと42回(約3年半)で終わるので、この月々16万円を超える返済が無くなった後には、いよいよ資産運用のブーストを掛けたいなと思っているところですが、目下逆風真っ只中のようなこの厳しいコロナ禍において、
なので、仕事中心にこの先もタイに駐在できるよう最善を尽くしていきたいと思います!