バンコクから西に120km、車で2時間ちょっと、雄大な山々、川・湖や滝、3つのタイ国立公園があり、癒しを求めるにはとても良い旅先が今日ご紹介するカンチャナブリーです。
昨今ではお洒落なリゾートも続々と開発されており、バンコクから週末旅行するにはピッタリの土地です。
それではカンチャナブリーの行き方やおすすめの旅先などをご紹介していきます。
先日も1泊2日で旅してきましたので、このブログ記事が旅の参考になれば幸いです。
バンコクから週末旅行できるカンチャナブリーのご紹介|行き方・おすすめの観光地・ホテルリゾート
カンチャナブリーのアイコン、クウェー川鉄橋。日本軍が敷設した泰緬鉄道のハイライト。
映画「戦場にかける橋」としても有名で、戦時中は空襲で破壊されたりもしましたが、再建されて観光地の中心となっています。なお、丸みがかったアーチはオリジナルで、修復されたアーチは四角い形をしています。
カンチャナブリーには戦争関連の施設やサイヨーク滝・エラワン滝などの自然、温泉やゴルフ場など、さまざまなアクテビティができる観光名所がたくさんあります。1泊2日の週末旅行でも楽しむことが可能ですので、ぜひ次の旅先候補に入れてみてはいかがでしょうか。
では、カンチャナブリーの行き方からご紹介していきましょう。
カンチャナブリーへの行き方はおもに3つ。
バンコクからカンチャナブリーへ行くには、下記の3つの方法があります。
◆ バンコクの南バスターミナル(サイタイマイ)からミニバス
◆ バンコクのトンブリー駅から電車
◆ チャトゥチャックバスターミナルからロットゥー(バン)
👉おすすめは南バスターミナルからミニバスでのアクセスです。
料金は100バーツ(約410円)で、所要時間は約2時間半ほどです。
今回、行きは南バスターミナルのサイタイマイからミニバス(25人乗り程)を利用しました。
ミニバス代は100バーツで最終到着地・カンチャナブリー行きとなりますが、地方に住む人の貴重な移動手段にもなっており、地元の利用客を乗せたり降ろしたりと何箇所も停まるため、Google Mapでは所要時間2時間と表示されていましたが、結果2時間半かかりました。
帰りはカンチャナブリーから電車でバンコクのトンブリー駅まで利用しました。
電車代は外国人料金で100バーツ。カンチャナブリーからバンコク西部のトンブリー駅まで所要時間は約3時間。1日2往復しかありませんので、下の時刻表でよく時間をチェックしておいてください。
バンコク発の電車 | トンブリー駅(バンコク) | カンチャナブリー駅 |
---|---|---|
1便目 257 Ord
|
07:50 発
|
10:25 着
|
2便目 259 Ord
|
13:55 発
|
16:26 着
|
カンチャナブリー発 | カンチャナブリー駅 | トンブリー駅(バンコク) |
---|---|---|
1便目 260 Ord
|
07:19 発
|
10:25 着
|
2便目 258 Ord
|
14:48 発
|
17:40 着
|
のどかな地方の風景を車窓から眺めながら電車の旅も良いのですが、とにかく暑い!
ただ席に座っているだけなのに汗は出てくるし、電車の席の右半分は直射日光当たるし。。
雨季や涼しい12月、1月頃なら温かい風に吹かれての列車の旅も良いかもしれませんが、
特に3月、4月の一番暑い時期は電車での移動はおすすめできません。
3つ目の方法として、タイでは良く見かけるミニバス・ロットゥー(12人程乗れるバン)も、モーチットのチャトゥチャックミニバスセンターから運行していますが、席は狭いしスピードも出して時たま事故も起こすので、個人的にはあまりおすすめはしません。
よって消去法でいくと、バンコクからカンチャナブリーへの移動は南バスターミナル(サイタイマイ)からバスで移動するのが最良の手段でしょう。
カンチャナブリーの観光名所|-戦争関連施設や国立公園、温泉、ゴルフ場など-
カンチャナブリーには多くの戦争関連施設、滝、温泉、ゴルフ場などがあります。
上の写真は、旧日本軍・そして多くの捕虜が泰緬鉄道の建設で一番苦心したタム・クラセー桟道橋(アルヒル桟道橋)です。全長約300mのS字カーブの木造橋で、列車は最徐行の5kmで走行します。タムクラセー駅で下車すると、徒歩でこの橋を歩くことができます。
(なお、タムクラセー駅は2つあるので、カンチャナブリー方面から来たら一つ目の駅を通り越して、タム・クラセー桟道橋を渡り切ったあとの駅で下車しましょう)
その他、泰緬鉄道には山を切り崩して線路を通した「チョンカイの切り通し」などの見どころもあります。歴史のある「死の鉄道 (Death Railway) 」以外にもカンチャナブリーにはさまざまな戦争関連の施設があります。
カンチャナブリーの観光名所|-戦争関連施設-
戦争関連施設👉 クウェー川鉄橋 (The Bridge Over River Kwai)
👉 JEATH戦争博物館 (JEATH War Museum)
👉 第二次世界大戦&JEATH戦争博物館 (World War II & JEATH War Museum)
👉 死の鉄道博物館 (Death Railway Museum)
👉 ヘルファイアー・パス博物館 (Hellfire Pass Memorial)
👉 連合軍共同墓地 (The kancbanaburi Allied War Cemetery)
👉 チョンカイ連合軍共同墓地 (Chongkai War Cemetery)
👉 日本軍の慰霊碑 (Japanese Military Memorial Tower)
カンチャナブリーと言えば、クウェー川に架かるクウェー川鉄橋であり、戦争関係の博物館や墓地が有名ですが、個人的におすすめなのは、先にも書きましたが戦時中旧日本軍によって建設され、多くの捕虜なども犠牲となった泰緬鉄道・カンチャナブリーからナムトック行きの電車に乗ってタム・クラセー駅で途中下車し、タム・クラセー桟道橋(アルヒル桟道橋)やタムクラセー洞窟を観光することをおすすめします。
タムクラセー洞窟はタムクラセー駅を降りてから目と鼻の先にあります。ひんやりした空気のなか、敬虔なタイ人がお祈りを捧げています。
なお、カンチャナブリーから出る列車のタム・クラセー駅到着時間はam11:51です。
逆にタム・クラセー駅発、カンチャナブリー行きの電車はpm13:34。
よって観光できる時間は約1時間半となります。観光するには丁度いい具合です。
カンチャナブリーへ戻るには、必ずこの13:34発の電車に乗りましょう。
カンチャナブリーの観光名所|-国立公園-
国立公園・滝など👉 エラワン国立公園 (Erawan National Park)
👉 サイヨーク国立公園 (Sai Yok National Park)
カンチャナブリーにあるエラワンの滝と、サイヨーク・ヤイ滝、サイヨーク・ノイ滝は、それぞれ国立公園内にあり、カンチャナブリーの自然の雄大さを感じさせてくれます。両方とも多くの観光客で賑わい、水着を着て楽しんでますよ。タイ人はTシャツのままの人が多いですね。
カンチャナブリーの観光名所|-温泉-
温泉👉 ヒンダート温泉 (Hin Dat Hot Springs)
👉 宿泊施設・HomePhutoey River Kwai Hotspring Resort
👉 宿泊施設・Greenworld Hotspring Hotel Resort and Golf Club
👉 宿泊施設・River Kwai Village (Rock Valley Hot Spring and Fish Spa)
ヒンダート温泉(Hin Dat Hot Spring)は1942年に旧日本軍が掘り当てた温泉です。カンチャナブリー市街地からローカルバスで2時間半ほど掛かるので、遠いのが難点でしょうか。
ヒンダート温泉へ向かう国道323号線沿いには、Rock Valley Hot Spring and Fish Spa(宿泊施設はRIVER KWAI VILLAGE)やHomePhutoey River Kwai Hotspring Resortといった温泉を兼ねた宿泊施設もありますので、こういったホテルをご利用されるのも良いでしょう。
カンチャナブリーにはゴルフを目当てに行かれる方もおられます。
街からそんなに離れていないところに何箇所もゴルフ場がありますよ。
カンチャナブリーの観光名所|-ゴルフ場-
ゴルフ場👉 BLUE SAPPHIRE GOLF & RESORT
👉 BLUE STAR GOLF COURSE
👉 DRAGON HILLS GOLF & COUNTRY CLUB
👉 EVERGREEN HILLS GOLF CLUB & RESORT
👉 GRAND PRIX GOLF CLUB
👉 GREENWORLD HOTSPRING HOTEL RESORT AND GOLF CLUB
👉 MIDA GOLF CLUB KANCHANABURI
👉 MISSION HILLS GOLF CLUB KANCHANABURI
👉 NICHIGO RESORT & COUNTRY CLUB
地方にある分だけバンコク周辺のゴルフ場より安くて、人も少ないので前後のプレッシャーも気にせず回れるのが良い点です。また山々を見ながら自然のなかコースを回りますので、バンコクのように木々や池、バンカーなどで難しく造ったコースではなく、日本のゴルフ場のような起伏のある自然に囲まれたゴルフ場の雰囲気を楽しめます。
せっかく観光やゴルフを楽しみにカンチャナブリーへ泊りで訪れるのでしたら、下記に挙げるリゾートホテルなども宿泊候補に入れてみてはいかがでしょうか。カンチャナブリーでは、お洒落なリゾートホテルが次々にオープンしています!
カンチャナブリーの泊まってみたいリゾートホテル|10選
カンチャナブリーの泊まってみたいリゾートホテル(それぞれ広告の付いていないホテル予約サイトなどのサイトが開きます)
● Z9リゾート (Z9 Resort)
● タラ ヴィラ (TARA VILLA)
● クロス リバー クウェー (Cross River Kwai)
● リバー クウェー リゾーテル (River Kwai Resotel)
● エラチョン ラフト リゾート (Erachon Raft Resort)
● ザ センス カンチャナブリー (The Sense Kanchanaburi)
● ザ スリー バブル ハウシーズ (The Three Bubble Houses)
● ザ フロートハウス リバークワイ リゾート (The Float House River Kwai Resort)
● ワリンティラ ハウスボート カンチャナブリー (Warintira Houseboat Kanchanaburi)
● ヒントック リバー キャンプ アット ヘルファイア パス (Hintok River Camp at Hellfire Pass)
私が最近ホテル予約する際は、下のHotels CombinedやTrip.com、
Agoda、Booking.comなどで価格を比較してから決めています。
特にHotels Combinedは、【agoda】
バンコクから週末旅行できるカンチャナブリーのご紹介|行き方・おすすめの観光地-まとめ-
カンチャナブリーは第二次世界大戦の悲劇の舞台ともなり、現在でも戦争関連の施設や墓地、残された機関車やジープなどを見ることができます。こうして平和なこの時代にカンチャナブリーを訪れて、歴史に触れて苦労された先人を想い偲ぶのも良いのではないでしょうか。そして大自然に触れて、リラックスした時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。
最後に、あわせて以前書いた旅の関連記事もご覧頂けましたら幸いです。
では、最後までご覧頂きありがとうございました!
早く旅ができるようになるといいですね。