タイのバンコクから車で3時間弱、ラヨーンのバンペー(Ban Phe)港からフェリーで30分のところにあるのが、今日ご紹介するサメット島です。
タイ人にとっては学生時代にグループで行く旅先がサメット島で、社会人になっていくのはサムイ島やプーケットやクラビにある離島などになるよう(うちの会社のタイ人営業曰く)ですが、バンコクから気軽に行けて、海も綺麗で、ビーチでゆっくり過ごすにはバンコクから近くのサメット島がおすすめです!
それでは、早速サメット島をご紹介していきましょう!
バンコクから簡単に週末旅行が可能なサメット島
上の写真のFIRE SHOWでも有名なサメット島は、バンコクから南東へ約200kmにあるラヨーン県に位置しています。バンコクから気軽に行けるビーチとして、パタヤのラン島やバンコクから南西にあるフアヒンなどと並んで、こちらのサメット島も有名です。
バンコクからサメット島への行き方について
バンコクからは一般的にエカマイにある長距離バス乗り場から、バスやロットゥーといわれるVANに乗ってバンペー(BANG PHE)港を目指します。エカマイバスターミナルのバスチケット窓口には、『BANG PHE』もしくは『KOH SAMED』という表記があるので、悩まずにバスチケットを購入できると思います。
交通費としては:
バンコクのエカマイバスターミナルからバンペー港までは、
バスで片道157バーツ(約530円)/ 往復274バーツ(約925円)。
所要時間:約4時間
タクシー:
スワンナプーム空港からタクシーで直接バンペー港までは、
2,600バーツ(約8,790円)~です。(12GO・サイト調べ)
所要時間:2時間半~3時間
バスで向かう場合、バンペー港のヌアンティップ桟橋(NUANTHIP PIER)に到着しますので、そのヌアンティップ桟橋からはサメット島へ渡る船(50B)が1日何便も出ています。所要時間は30~40分。
スピードボートも一人200バーツ(約680円)で運行しておりますが、こちらは人数が集まったら出発ということで運行定時はありません。所要時間は15分前後。
また、車で出掛けた場合には、ヌアンティップ桟橋の少し手前のシリバンペー桟橋(SRI BANPHE PIER)からもフェリーが出ており、こちらの桟橋は車の駐車場も広く、1日100バーツで駐車することができます。シリバンペー桟橋から出るサメット島行きのフェリーは1人60バーツ(約200円)です。なお、バンコクからバンペー港までは車で2時間半でした。
アオプラオ(Ao Prao)というエリアにあるリゾート(Ao Prao Resort / Le Vimarn)や、サイケーオにあるサイケーオビーチリゾートなどへ宿泊するお客様は、バンペー港のAo Prao Pierから専用のスピードボートが出ています。バンペー港には複数の桟橋がありますので、自分の乗ろうとするフェリーがどの桟橋から出発するのかを、事前に確認しておきましょう。
いざ、サメット島へ上陸!バーチャルトリップしてみましょう
サメット島の入り口・ナダン港(NADAN PIER)に着くと、サメット島全体がタイの国立公園であるがゆえに、島への入場料・外国人200バーツが徴収されます。
以前はサイケーオビーチに到着するゲートのところでこの入場料を徴収されていましたが、役所の人も確実に入場料を徴収できる港の桟橋付近に場所を変えてきました。ここでサーモグラフィーによる検温もされます。
※なお入場券のチケットは5日間有効で、滞在期間中は無くさずに持っておきましょう。
ナダン港から宿泊するエリアまでは、緑色のソンテウに乗るのが一般的です。サイケーオビーチまでは歩いても行ける距離(800m/徒歩10~15分)ですが、ソンテウで移動する場合は一人20バーツ(約68円)。またこのソンテウは島のなかではタクシーと呼ばれ、チャーターするとだいたい200バーツ~となっています。
桟橋のすぐ近くにはセブンイレブンもあるので、飲み物やお菓子、日焼け止めや日用品、ご飯類もすべて調達可能です。サメット島にはセブンイレブンが全部で3つありますが、あとの2つはサイケーオビーチの入り口付近にあります。
サメット島に着いたらレンタルバイクを借りて足を確保すると行動範囲がぐっと広がりますので、レンタルバイクがおすすめです。バイクのレンタル費は1日300バーツ(約1,020円)。しかしながら3連休などの観光客が多く訪れる時期は、期間中バイク全台が貸出中ということもありますので、こればかりは運となりますね。
サメット島にはGH・ホテル・リゾートがピンキリで存在!
サメット島には1泊500バーツくらいの宿から1泊10,000バーツを超えるリゾートまで、さまざまなランクのホテルがあります。そのなかでもおそらく一番高いホテルは、
また、リゾートで言うと、アオプラオというサメット島の西側にあるエリアにあるアオプラオリゾート(Ao Prao Resort)、リマ ココ リゾート (Lima Coco Resort)、ル ビーマン コテージ&スパ (Le Vimarn Cottages & Spa)の3軒が有名です。
そしてこの間の旅で宿泊したのがサイケーオビーチの最南端にあるグリーン ベイ サメット ホテル (Green Bay Samed Resort)。どこのホテルでも言えますが、平日と週末のホテル代は需要と供給の関係で価格変動があり、平日は特に安く泊まれます。
グリーン ベイ サメット ホテルの朝食は、アメリカンブレックファーストやタイ式の朝食などのメニューから選べて、野菜や果物も充実しています。
ホテルからの景色もビーチフロントではありませんが緑と海を眺めることができ、何よりこのホテルスタッフのホスピタリティーが素晴らしかったです。ホテルのオーナーの女性とも会話する中で伺ったのですが、コロナ禍の厳しい観光業ではあるものの、なんとかやり繰りできているのは、ホテル建設代とここの土地代(3ライ)に2億バーツ(約6億7600万円)を投資したのをすべて自己資本で賄って、銀行借り入れ・借金が無いことに尽きると言っていました。
個人的には土地代1ライが2,000万バーツと、バンコク近郊の工業団地の土地より高いことにも驚きましたが、ホテルの拡張やプールを造るのにも島自体の外観を乱さないかなどのお役所チェックや利権などが絡むようで、膨大な費用が掛かる話などを伺うと、1泊2,300バーツ(約7,800円)で⦅ちょっと宿代が高いかな…⦆なんて思いながら泊まってた自分を小さく感じてしまいました。
サメット島はアクティビティも充実。ぜひツアーに参加してみよう
サメット島では日帰りでシュノーケリングツアーやスキューバダイビング、イカ釣りなどのツアーが催行されています。値段も一人400バーツ(約1,360円)~と、これくらいの金額なら気軽に連日参加することもできますね。ちなみにダイビングは2本潜って3,500バーツ。サメット島周辺のダイビングポイントは、透明度が10m程あるそうですよ。
今回は夕方から夜にかけて、フェリーで島を1周周遊するツアー150バーツ(約510円)に参加してみました。夕暮れの海を船上から眺めて、途中1時間程イカ釣りを体験し、21時前に沖からビーチで繰り広げられるFire Showを鑑賞して、21時半にナダン港へ到着するツアーでしたが、なかなか優雅な船上での時間を過ごせたので良かったです。ただ、船上は海風に常時吹かれて肌寒かったので、ツアーに参加される方は上着などを持って行かれる方が良いでしょう。
ビーチに来たからにはシーフードを食べてみよう!
コロナに翻弄されている2020年、サメット島に旅行に来ている人はほとんどがタイ人で、去年までは中国人やロシア人の旅行者が多かったものの、コロナの影響で客足もまばらでして、Closeしているホテルもありました。多くのレストランも閑古鳥が鳴いており、タイ国内全体にも言えますが、観光業はかなり疲弊してしまっているのが手に取るようにわかります。
タイで有名なプーパッポンカリー。そして下の写真はプラカポントートナンプラーやトートマンクン。やっぱりビーチ沿いで食べるシーフードは美味しいですね!
レストランはそんなにお客さんが居るわけでもないのですが、食事が出てくるのがとにかく遅い・・。ほかのお店も似た感じで、これを我々は『サメット時間』と呼んでいました。
別に島に遊び来てまでカリカリするのも勿体無いので、ビールなどを飲んで過ごしましたが、ゆるやかに時計の針も見ないで暮らす島の人々の暮らしと、時間にきちっきちっとしている僕らの生活はどちらが豊かなんだろう?なんて考えてしまいました。
夜は西欧人のご主人とタイ人の奥さんが切り盛りするイタリアンレストランでピザ。しっかり窯でピザを焼いてもらえ、アツアツのピザが食べられました。
長い夜の締めはサイケーオビーチのビリヤードバーで、カクテルを飲みながらビリヤードを楽しみ夜は更け、長い1日が終了・・
と思いきや、ホテルに着くと近くからクラブ音が聞こえたため、ホテルから歩いて1分のところにあったバーで2時まで遊んできました。かかっているミュージックは、お客さんが9割タイ人なのを見越してか、タイの曲が多かったです。
サメットのサイケーオには、女の子と一緒にお酒を飲むタイカラオケも1軒だけあります。
サメットデーンというお店で、指名した女の子と1時間過ごす場合、チャージ代300バーツ、
ビール(70‐80B)やコーラの値段もビーチで飲む金額と遜色なく、気軽に遊べます。
ただ恐る恐るお店をのぞくと店内は薄暗くお客さんも居なかったので、結局入らなかったですけどね。
サメット島の-まとめ-
バンコクから1泊2日でも訪れることが可能なサメット島。真っ白な白浜に、透き通る海。早く起きた人のみ見れるビーチでの日の出や、アオプラオから見る地平線に沈んでいく綺麗な夕陽。
サメットで見たそのひとつひとつの光景が、旅の記憶を彩ります。
サメット島はバンコクへ遊びに来たついでに、ぜひ足を延ばしてほしい場所のひとつです。
2泊3日の旅をして、ホテル代が5,600バーツ、飲食代やツアー代・交通費も全部含めて9,000バーツ(約30,300円)でした。
これまで10回以上サメット島に行っていますが、普段はタイ人の奥さんと二人で遊びにいっても1回あたりの旅費としては、宿代1,000バーツ・食事代や交通費すべて含んでも3,000~4,000バーツ(約10,150円~13,600円)で済んでいます。
最後に私からのサメット島でのおすすめの過ごし方としては、アオプラオにある3つのリゾート(アオプラオリゾート、リマ ココ リゾート、ル ビーマン コテージ&スパ)のどれかに泊まって、この夕陽をビーチサイドかプールサイドから眺めたり、夜は島で一番賑わうサイケーオビーチで、シーフードを食べながら圧巻のFIRE SHOWをご堪能下さい!
関連記事として、サメット島もランクインしている『タイのおすすめ離島&ビーチ・旅行先ランキング8選!【海・離島・ビーチ編】』もぜひあわせてご覧いただけましたら幸いです。
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