モルディブといえば、水上コテージのあるリゾート、ラグジュアリーな五つ星ホテル、ハネムーンでの旅行先などの『高い』というイメージが強いですが、実はローカル島にも宿泊施設がどんどん建設されていて、格安で自由な旅が出来るようになってきています。
10年少し前から外国人観光客やバックパッカー、一人旅の人も安く気軽にローカルの島(今日ご紹介するマーフシ島)などに滞在できるようになってきており、今日はこれまで2回、格安にモルディブを旅した私から【安くモルディブを楽しむ旅の方法】をお伝えしようと思います。
まず、マーレの空港から陸続きのフルマーレ島(Hulhmale)、マーレから船で西に行くラズドゥ島(Rasdhoo)、ソドゥー島(Thoddoo)なども、ローカルの島で1泊5,000円くらいからの宿泊地も見つけられて、そこからダイビングに行ったりエクスカーション(オプショナルツアー)に参加することが可能です。
そして、そんなローカルの島の中でも特に人気なのが、ホテルなども充実したマーフシ島です。
ローカルの人々も多く住むこのマーフシ島は、イスラムの国らしくモスクがあり、ヒジャブを被った現地の女性が家の前にあるハンモックに腰掛けていたりと、ローカル感もありながら息を呑むような綺麗なビーチもある、非常に旅行者を惹きつける魅力的な島なのです。豊富なエクスカーションに参加すれば、すぐそこは非日常な海の世界!
では今回は、格安な旅行を実現させてくれるマーフシ島の魅力を存分にお伝えしていきます。
安くモルディブを楽しむ旅の方法
その前に、モルディブをさらっとおさらい。
モルディブのビザについて
モルディブに入国するのにビザは必要ありません。(以下すべて2022年11月現在)
空港へ到着時に、30日間滞在可能なビザが無料で発行されます。
ただ、帰りの飛行機チケットと滞在期間中のホテル予約を確認されることがあります。
(ドローンについては、個人的に使う目的でUSD3,000以下の物であれば持参可能です)
モルディブへの飛行機・フライト・ルートについて
タイ・バンコクからだと直行便で約4時間半のフライトです。
タイからはバンコクエアウェイズとエアアジアが就航しています。
またスリランカ航空がバンコクからコロンボ経由で安く飛んでいます。
日本各地からは HIS 、 Skyscanner や Google Flight などを使って検索してみて下さい。
2017~2018の年末年始、バンコクからAir Asiaで往復11,000B(約35,000円)でした。
2022年‐2023年シーズンで調べてみると、Air Asiaで往復4万~5万円ほどです。
その他、マレーシアのクアラルンプールからもLCCのAir Asiaの直行便が就航しています。
モルディブのベストシーズン
ベストシーズンは乾季の1~3月が旅行に最適と言われています。私は12月と7月に行きましたが、何と唯一の雨が大晦日のディナー時間から夜半にかけてというなんともアンラッキーな。雨と言っても日本のように1日中しとしと降る雨ではなく、南国特有のスコールとなります。
モルディブの通貨について
地元の通貨はモルディブ・ルフィア。USドルも幅広く使えることから、現地のルフィアはあまり両替しすぎないことをおすすめします。空港、リゾート地、マーフシ島など旅行者の集まる場所では、普通にUSドルが使えるので、ルフィアは両替最小限にしておきましょう。
マーフシ島への行き方について
まずは空港から首都のマーレにボート(US1ドル)で渡ります。10分弱でマーレに到着。
マーフシ島行きは、スピードボートとドーニというフェリーの2通りの方法があります。
1日に何便もある。
・安いけど、時間が掛かるのがドーニ(フェリー):1人US2ドル、約1時間半~2時間。
1日15時発の1便のみ(金曜日は休航)
スピードボートは、空港からのボートが到着した港から、そのまま北に5分くらい歩いた右側の船着き場Jetty No.5から出ています。
ドーニは、着いた港から対角線上の反対側2.3km先にあるフェリーターミナル(Viligili Ferry Terminal)から、1日15:00の1本のみ運行しています。※金曜日は運行休み。
船に乗る時間もありますが、1日に何便も出ているスピードボートがおすすめ!
マーフシ島での注意点について
イスラム教徒の多いこの島では、一般のビーチでビキニを着て泳ぐことは禁止されています。そのため、マーフシ島では島の北西部に外国人専用のビーチ・ビキニビーチがあります。
またマーフシ島はお酒の販売が禁止されているため、どこにもお酒は売っていません。
エクスカーションでリゾートに遊びに行った時に、思いっきりお酒を楽しみましょう。
マーフシ島の概要について
イスラムのモスクがあり、学校があり、南には刑務所もあります。レストランや日用品が購入できるコンビニのような商店、そしてATMなどもあります。お土産店も島内に数軒あります。ビーチもローカルの方が楽しむ東側、外国人がビキニでビーチを楽しむ北西側など、複数のビーチがあります。
マーフシ島のビキニビーチについて
このビーチは誰でも自由に利用できて、ビキニなどの露出の高い着衣も認められている外国人向けのビーチです。Google Mapを開く。シュノーケリングもできますよ!日差しの強い日は特にビーチが綺麗に映ります。(写真撮った日は天候がいまいちでした)
マーフシ島の宿・ホテルについて
マーフシ島にはたくさんのホテル・安宿があります。といってもドミトリー形式の宿はなく、最低でも1泊40~50ドルはしてしまいます。私が過去2回の訪問で泊まったホテルは、
・セブンコーラル ゲストハウス アット マーフシ (Seven Corals Guest House at Maafushi)
ホテル代は1泊1700B(当時で5,780円)でした。リゾートに泊まると軽く2~3万円掛かってしまうのを考えると、1万円を切る金額で泊まれるホテルは貴重ですよね。島には高級リゾートは無く、日帰りツアーの拠点になるローカルの島であり、五つ星ホテルにはエクスカーションのツアーに参加して、お客さんとしてリゾートに数時間お邪魔するような感じです。
マーフシ島での食事事情について
リゾートで昼食を食べると写真のランチ、2人で30ドル。しかしながら、マーフシ島の庶民的なレストランで食べると、1皿5-10米ドルくらいから頼めます。食費がかさむモルディブにおいて、ローカル島滞在のメリットとしては宿代と食費が安いことが挙げられます。
マーフシ島でのアクティビティーについて
マーフシに来てぜひ参加してほしいのが、エクスカーション(ツアー)への参加です。
旅行会社やホテルなどで簡単に申し込めます。[写真はビヤドゥーにて2013年1月に撮影]
支払いもUSドルでクレジットカードも使用できます。
例:エクスカーションで近くにある高級リゾートを訪問するツアー ※おすすめ!
※ここで注意する点は、赤い$30per paxと書いてある金額のほかに、各リゾートのEntry Feeが別途掛かるところです。金額に何が含まれているのかもチェックしましょう!
- ビヤドゥー アイランド リゾート (Biyadhoo Island Resort)
- フィハルホヒ アイランド リゾート (Fihalhohi Island Resort)
- ヴァドゥ プレステージ リゾート (Adaaran Prestige Vadoo Resort)
この中でおすすめは、この記事のトップ写真を撮ったフィハルホヒ アイランドと、
下の写真のヴァドゥ プレステージ リゾートです。(agodaで値段見たら1泊10万円…)
この中でおすすめなのが、ナイトフィッシング!
エクスカーションでサンセットを見に行くツアーもあるのですがツアー代が高いため、私のイチ推しのツアーが、ナイトフィッシュの魚釣りとディナーがセットになったエスカーション。
これに参加すれば、もれなく船の上から海に沈む大きな夕日も観ることが出来ます!
(晴れていれば!) 釣りといっても糸を吊るして釣るだけの簡単な魚釣りです。でもレッドスナッパーなども釣れて、夜のディナーでツアー参加者みんなで食べたのは良い思い出です。
マーフシ島からも、西の海に沈みゆく雄大な夕日を観ることができますよ!
マーフシ島以外のローコスト滞在候補先として
空港と陸続きの人工島・フルマーレ島に宿を取り、ここでエクスカーションに申し込んで近くの高級リゾートやスキューバダイビングに参加することも可能です。次の日にフライトがあるときなど、前泊として泊まるのにもちょうどいい7,000円前後のホテルがたくさんあります。
空港⇔フルマーレ島にはバスも走っており、運賃は2ドルです。
その他、ラズドゥ島(Rasdhoo)、ソドゥー島(Thoddoo)などもマーレからスピードボートで1時間圏内です。
安くモルディブを楽しむ旅の方法-まとめ-
バックパッカーや世界一周旅行者、またひとり旅の旅先としてはハードルの高かったモルディブも、イメージとは裏腹にローコストで付加価値の高い旅ができるということで、海外旅行者から益々注目を集めるようになっています。特に2017年に行ったときは中国人と韓国人の旅行者が凄かったです。格安航空会社LCCの就航も旅行者の数を飛躍的に伸ばす要因となりました。
今日ご紹介したマーフシ島を拠点に、充実したモルディブでの時間を過ごして頂きたいと思います。
※もし記載されている情報に違う点などがございましたら、
ぜひコメントでご指摘頂けると幸いです。正しい情報に訂正したいと思います。
「次の旅ではモルディブを旅先候補に入れてみませんか?」
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お時間がありましたらご覧ください!