ベトナムのみならず、世界的な評価を受けている日本人オーナーのピザ店がベトナムにあります。ベトナム在住者で知らない人はいないとも言われる『Pizza 4P's』です。
先日ベトナム・ホーチミンへ行った折にそのピザ屋さん『Pizza 4P's』へ訪れてきましたので、今日はベトナムやカンボジアで大躍進を続けるピザレストラン『Pizza 4P's』をご紹介します。
ベトナムで大人気の日本人オーナーのピザレストラン｜『Pizza 4P's』をご紹介
食を通じて人々を笑顔にし、驚きを届けて幸せをシェアし、"Zero Waste"を掲げてゴミの削減やサステナビリティにも取り組む『Pizza 4P's』は、元サイバーエージェント勤務の益子夫妻が、2011年にベトナムホーチミンで立ち上げたピザ店で、ベトナム国内外に31店舗を展開しています。
2020年にはベトナムで外食業界最高の栄誉である“Vietnam Restaurant & Bar Awards”において、『Restaurant of the Year』と『Social Responsibility』の2部門を受賞し、21年にはAsia’s 50 Bestの "Essence of Asia" にも選出されました。英国の雑誌メディア「MONOCLE」のthe World’s 50 Best Restaurantsにも選ばれています。
Forbesやニューヨーク・タイムズなどをはじめ、雑誌やメディアの取材も殺到する日本人オーナーのピザ屋さんとは、はたしてどんなお店なのでしょうか。
では、私が訪れたベンタイン市場支店をご紹介していきます。
ホーチミン1区のベンタイン市場近くにある店舗をご紹介
私が訪れたのはPizza 4P's・ベンタイン市場支店。観光エリアのベンタイン市場がすぐ近くにあり、地元の方や海外からの観光客も簡単に訪れられる便利な土地に位置しています。
お店は1階部が受付となっており、午後5時半過ぎの段階で待ち客がいるほどお店は大盛況。
お店を訪れるときは予約必須です。予約番号は 1900 6043 もしくは +84 28 3622 0500。
Pizza 4P'Sのホームページからも予約ができます。
5時45分に予約を入れていたので、時間通りに上の席へ通してもらえました。
2階に上がると目の前にはピザの窯と手作りのピザを眺めながら座れるダイニングテーブル。
こちらは8席ほどしか座れないため、予約必須の人気席だと思います。
通してもらった3階の席も天井が高くて、壁はレンガ造りでシックな作り。
｟いい店舗を探したもんだな｠と感心してしまいましたが、オーナーのコメント記事を読んで「コロナ禍は非常に苦しかったが、逆に良い店舗を探すチャンスでもあった」という言葉に納得。なんと魅せるお店でしょうか。
コロナ禍ではデリバリーしか許されなかった時期を乗り越えて、こうして超満員の人気ピザ店になった『Pizza 4P’s』。お店を通じて実現したいのは、Make the World Smile for Peace --- 食を通じて世界中に笑顔を増やすこと。
そんなビジョンを掲げる会社には、現在2,000名を超える従業員が集います。
Pizza 4P'sの料理をご紹介
自家製チーズが自慢のお店
このお店を語るにおいて、外せないのが自家製ブッラータ。
ブラータ（Burrata）とも言われるこのチーズは、モッツァレッラ生地の中に生クリームが入っているチーズのことで、Pizza 4P'sでは自家製ブッラータを提供しています。
後に頼んだピザもご紹介します。
前菜にはパルマハムを
前菜に頼んだRicotta Parma Ham Wrap @39,000vnd（約240円）
ほんのりオリーブオイルが効いたリコッタチーズとパルマハムと野菜の相性は抜群！
サラダにもアクセントのこだわりが
サラダで頼んだのは、Caramelized Nuts Kale Salad @88,000vnd （約545円）
青汁の原材料として有名なケール。苦味が強い野菜として有名ですが、酸味の効いたビネガードレッシングとカラメルでコーティングされたナッツの甘みがMixして、これまたおいしい！
パスタも種類が豊富
パスタを頼もうかどうか悩んで、2人だけだったので今回は頼まなかったのですが、最後まで悩んだのがClam & Basil Sauce Spaghetti。
こちらのパスタもお店のSignatureでしょうか。
Crab Tomato Cream Spaghetti with Ricotta Cheese @248,000vnd（約1,530円）。
ドリンクにもお店のこだわりが
選んだドリンクはHouse MadeのLemon Soda @42,000vnd（約260円）。
ソーダとレモンが別々にサーブされて、自分で混ぜてレモンソーダを作ります。
自慢の窯焼き自家製ピザ
そしてメインで頼んだのはHalf & Halfのピザで、Burrata Ham MargheritaとSalmon Sashimi Pizza。@334,000vnd （約2,060円）
ブッラータは75gを頼みましたが、甘さ控えめでチーズの味が主張し過ぎず、ハムやサーモン、ピザの生地の味も含めて調和がとれていてとても美味しくいただきました。
調理の現場ではピザ窯の上にカメラを設置し、撮影したピザの画像を見て『エッジが焦げすぎているから80点』とか『形がもうひとつだから90点』というようにAIが点数をつけ、クオリティー向上に役立てているというからビックリです。
デザートも目移りしてしまう
デザートもティラミスや自家製バニラアイスクリームなど、今写真を見てても食べたくなるようなデザートが複数あり、１回行ったくらいでは到底カバーできないほどメニューが多彩で、リピーターになること必至です！！
Pizza 4P'sを運営する 4PS CORPORATIONをご紹介
日本人オーナーでベトナムとカンボジアで31店舗を構えるPizza 4P's。創業は2011年で飲食店の経験も無い益子夫妻がベトナムで起業した会社が4PS CORPORATIONです。
現在では従業員2,000名を抱え、従業員の教育などもITを駆使してe-learningでドリンクの作り方やサーブの仕方を学ばせており、実際接客を受けた従業員の印象も笑顔で接客してくれたり英語でスムーズにやり取りができたりと、教育が行き届いているなと感じました。
● Make the World Smile For Peace.
（平和のために世界を笑顔にする）
● Delivering Wow, Sharing Happiness.
（驚きを提供し、幸せを共有する）
● making sustainability a part of everything we do
（サステナビリティを私たちの活動すべての一部にする）
こうしたビジョンやミッションが明確で、食を通じで笑顔や幸せを提供するPizza 4P'sが次に進出を計画するのがインドです。
インドは良質なチーズがあり、人口ボリュームはもちろんのこと、まだ競合店となるピザ屋が多くないことも目を付けた理由とのこと。1000店舗を目指しているということでスケールが違います。
そして2023年11月にはブランドの旗艦店みたいな感じで東京の麻布台ヒルズに日本1号店を出店と、益々目が離せない企業のひとつです。
ベトナムで大人気の日本人オーナーのピザレストラン｜『Pizza 4P's』－まとめ－
今回はベトナムで大躍進を続ける『Pizza 4P’s』をご紹介しました。
自分と同じ日本人が海外で起業し、その国の雇用を創出して（飲食業で2,000名ですからね！単純に凄い！）、世界的にも認められるなんて何と誇り高きことでしょうか。
実は自分もちょうどベトナムに訪れる数日前にネットニュースでPizza 4P'sのことを知り、今回初めて1度だけお店を訪れただけの私ですが、このお店に魅せられてお店やオーナーの益子夫妻、そしてこちらの企業の一ファンとなりました。
このお店や企業のことが好きになり情報を調べていると、従業員2,000名を超える『Pizza 4P’s』はコロナ禍ではデリバリーしかできず、2021年の業績は税引後利益が▲379億VND（約2億0600万円）の赤字と非常に苦しい時期も迎えましたが、2021年に社債発行により210億VND（約1億0600万円）を調達し、何とか危機を乗り越えられたとありました。
アフターコロナを迎えた2022年以降は、美術館やアトリエのような素晴らしい雰囲気のビンズン新店舗開店をはじめ、更なる店舗拡大や魅力的なお店を出店されていくことと確信します。
一度ピザを食べ行っただけの私ですらこのお店の大ファンとなり、お店だけではなくこの企業にも魅力を感じ、今後の発展を見守っていきたいという気持ちにさせられましたので、ぜひ読者のあなたもベトナムやカンボジア、インド、そして東京に行く機会がありましたら『Pizza 4P's』を訪れてみて欲しいと思います！
益子夫妻をはじめ2,000名を超える従業員の方々、これだけのお店を運用できるのはやりがいと共に、幸せでしかないなと感じます。お店に入ったときのWowという感動、料理を口にしてのWowという感動、レストランを通じて人々を笑顔に、幸せをシェアできる空間作りをされている皆様の益々のご発展を願っております。
Pizza 4P's ホームページ： https://pizza4ps.com/
ベトナム関連記事 ➤➤ ホーチミン・タンソンニャット空港・国際線ラウンジのご紹介｜Le Saigonnais Business Lounge
では、最後までご覧頂きありがとうございました。
